講義名
『東アジア安全共同体論序説』:戦争・災害(災難)
講師
宋浣範(高麗大学)
講義日
2016/01/12
国内外から研究者を招聘しておこなわれる特別総合科目IV(東アジア共同体論-学際的アプローチ) において1月12日(火)、高麗大学・宋浣範先生の講義(「『東アジア安全共同体論序説』:戦争・災害(災難)」)が行われました。
宋先生は本学で行われた東日本大震災に関するリレー公開講座の成果を韓国語で翻訳出版されるなど、安全をキーワードに学術的な観点から韓国内で積極的に問題提起をされています。
東アジア日中韓それぞれの地理的、歴史的視点の違いを天気図になぞらえてわかりやすく説明され、侵略や戦争といった人為的な問題では主張の食い違いが強調される一方、災害対策や安全に関しては共通の認識や協力体制が構築できるのではないかという考えをご披露いただきました。
質疑応答では、セウォル号転覆事故についてや、東日本大震災に対する韓国国内の反応などについて質問がありました。
(*本講義は一般財団法人ワンアジア財団の助成による講座です。)