報告:第2回東アジア大学間学術交流 国際ワークショップ(於韓国)

テーマ
【第一部】
日韓における東アジア研究~その動向と課題~
【第二部】
徳田和夫教授特別講演会:ビジュアルな妖怪たち~日本の絵巻・錦絵に見る~

【第一部】日韓における東アジア研究~その動向と課題~

会場: 高麗大学亜細亜問題研究所3階大会議室
主催: 学習院女子大学国際文化交流学部/高麗大学亜細亜問題研究所

プログラム内容:
開会の辞: 李来榮(高麗大学政治外交学科教授/同大学亜細亜問題研究所所長)
                 徳田和夫(学習院女子大学国際文化交流学部長)

基調報告: 宋圭振(高麗大学亜細亜問題研究所副教授)
        「東アジア研究のための比較史的アプローチ」
報告①: 朴尚洙(高麗大学史学科長/同大学亜細亜問題研究所副所長)
      「韓国における中国研究の視点:歴史的軌跡」
報告②: 宋炳巻(高麗大学亜細亜問題研究所研究教授)
      「韓国における日本研究の動向と課題」
報告③: 金野純(学習院女子大学国際文化交流学部准教授)
      「日本における中国研究の動向と課題」
報告④: 羅京洙(学習院女子大学国際文化交流学部専任講師)
      「日本におけるコリア研究の動向と課題」

本ワークショップでは、マクロな地域的視野から学際的に東アジア研究の現状と今後の展望について議論した。これまでの東アジア研究において、日韓両国の研究交流は盛んとは言い難い状況であったが、本ワークショップを通してさまざまな課題とともに、共同研究の可能性も浮かび上がり、貴重な研究交流の場となった。

【第二部】徳田和夫教授特別講演会:ビジュアルな妖怪たち~日本の絵巻・錦絵に見る~

会場: 高麗大学 青山・MK文化館201号
主催: 学習院女子大学国際文化交流学部/高麗大学日本研究センター

プログラム内容:
開会の辞: 崔官(高麗大学日本語日本文学科教授/同大学日本研究センター所長)
特別講演: 徳田和夫(学習院女子大学国際文化交流学部長)
        「ビジュアルな妖怪たち:日本の絵巻・錦絵に見る」
討論: 高永爛(高麗大学日本研究センター研究教授)
司会: 宋浣範(高麗大学日本研究センター助教授)

本講演会には多くの学者や学生らが参加し、会場は満席となった。講演が終了した後も、活発な質疑応答があった。この講演会は、民俗学という学問を通して日韓両国の研究者や学生たちが相互にコミュニケーションをとる良い機会となった。

  第一部・第二部を通し、今回の学術交流は、激変する東アジアにおいて日韓両国の研究者や学生がともに未来志向で議論する「対話・共同研究の場」となり、東アジア大学間交流の大変価値のある第一歩となった。

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