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報告:第8回東アジア大学間学術交流 国際ワークショップ

2016年3月15日(火)に韓国ソウルの高麗大学で開催された標記の国際ワークショップは、多くの方々が参加し、無事終了いたしました。本学からは、根占献一教授・図書館長、金野純准教授、羅京洙准教授・国際学研究所副所長の3名がソウルを訪問し、それぞれ研究報告や討論などを通して韓国・台湾の研究者たちと知的交流を深めました。

2013年に本研究所と研究交流協定を締結した高麗大学亜細亜問題研究所との共催で行われた今回のワークショップでは、「『地域研究』としての東アジア」というテーマが扱われました。日本、韓国、中国、台湾、東アジア、そしてヨーロッパ地域を主たる研究対象とする研究者が集った今回のワークショップは、各々の研究対象(地域)に関する特殊性と共通性を互いに確認しつつ、問題意識として、第一に、東アジアを「地域」単位として考え、地域研究の対象とするというのはどのような学問的意義や含意を持つことができるのか、第二に、東アジアを構成する主な国家・地域である日本、韓国、中国、そして台湾では、はたして地域研究を如何に認識し、具体的にどのような学問的傾向や動向があるのか、第三に、それぞれの一国(国家・民族)主義に基づく地域研究の限界を克服した、より普遍的な東アジア地域研究は果たして可能なのか、可能にするためには、どのような努力がなされるべきであるかについて具体的な議論が活発に交わされたという点で、非常に貴重な機会となりました。また、今回のワークショップに関する活動内容が『高大新聞』(2016年3月20日付)に報じられました(以下、関連リンク)。

http://www.kukey.com/news/articleView.html?idxno=22633

さらに、ワークショップ前日の2016年3月14日(月)には、済州大学在日済州人センターを訪問し、在日済州人資料展示室の見学と共に、崔賢教授・在日済州人センター長をはじめとする大学関係者と、「『周辺』から見る東アジア」を題とする研究懇談会を行いました。

なお、今回の韓国訪問の様子に関しては、以下の写真をご覧いただければ幸いです。

[写真] 高麗大学訪問及びワークショップ

[写真] 済州大学訪問及び研究懇談会

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