国際フォーラム「ウクライナ戦争とアジア太平洋の国際関係」

深刻化するウクライナ情勢の影響を受けつつ、今後のアジア太平洋地域の安全保障と国際秩序、そして日米協力のあり方はどのように変化するのでしょうか。国際学研究所では、2025年6月21日、国内外の有識者と共に議論するフォーラムを開催しました。

フォーラムの模様は以下のリンクからご視聴いただけます。

プログラム

09:00 開場
09:15 開催挨拶 学習院女子大学長 時安 邦治
09:25 基調講演
    Lincoln Bloomfield大使(スティムソン・センター名誉会長)
    「21世紀の地政学-古くて新しい要因と日米関係への影響」(オンライン)
10:05 パネリスト紹介
10:10 パネリスト講演①
    吉村 亮太(米州住友商事上級副社長 宇宙・防衛・技術グループ長)
    「経済安全保障と防衛生産基盤」
休憩
10:40 パネリスト講演② 
    川島 真(東京大学教授)
    「中国の世界観・対外政策と日米中関係」
    相澤 李帆(防衛省防衛研究所 研究員)
    「ロシア・ウクライナ戦争と米国の対中認識・政策」
11:10 パネル討論
    ・モデレータ NHK 高橋 弘行
    ・パネリスト Lincoln Bloomfield大使/川島 真/吉村 亮太/相澤 李帆
12:10 閉会挨拶 学習院女子大学国際学研究所所長 金野 純

パネリスト

リンカーン・ブルームフィールド
《スティムソン・センター名誉会長》

米国防総省、国務省、ホワイトハウスで政治・軍事政策を担当した安全保障の専門家。国務次官補を経て携帯防空システム特使に就任。2008年から8年間、安全保障問題専門のシンクタンク、スティムソン・センター会長に就任。ハーバード大学卒業、タフツ大学フレッチャースクール(法律外交大学院)修了。

吉村 亮太
《米州住友商事上級副社長 宇宙・防衛・技術グループ長》

入社後20年間、防衛ビジネスに携わったのち、本社にてビジネス・インテリジェンスや政府渉外、また2回(約10年間)にわたりワシントン事務所長として米国政府の政策の分析や政府渉外と担当。日本経済新聞や週刊エコノミスト誌のコラムを執筆。本年よりワシントンにて再び防衛ビジネスの現場に復帰。2023~25年、ワシントン日本商工会会長。東京大学教養学部教養学科卒。

川島 真
《東京大学教授》

専門は中国外交史、中国・台湾の対外関係。東京大学の国際関係論コースに所属し、国際関係史を担当。内閣府国家安全保障局顧問、内閣府21世紀構想懇談会委員などを歴任。元日本現代中国学会理事長。現在、中曾根康弘世界平和研究所研究本部長代行、日本国際フォーラム上席研究員などを兼任。東京大学大学院修了。博士(文学)。

相沢 李帆
《防衛省防衛研究所 研究員》

専門はインド太平洋地域における米国外交・安全保障政策、特に対中政策と軍事的強制。学習院女子大学国際文化交流研究科修了。ジョージ・ワシントン大学エリオット国際関係大学院修了。防衛政策局インド太平洋地域参事官付にてASEANと太平洋島嶼国向けのスピーチライター・ポリシーアドバイザーを兼任(2023年度)。ハドソン研究所に客員研究員として在籍(2024年10月~11月)。